児玉語録5月号「ゴールとビジョン」
2019/05/08
『 ゴールとビジョン 』その1
(令和時代のスタート、大きな目標のゴールに挑戦しよう)
いよいよ「令和」の時代がスタートした。
思いを込めて、大きな夢・ゴールに向けて挑戦していこう。
スポーツの世界では、何の競技(卓球、野球、サッカー、ゴルフ、水泳)でも
5%に入る人達は、ゴールを持っていて、自分が求めているものがある。
(今の自分では不可能だと思っていること)
ひたすらそのゴールに向かって努力し続ける力を持っている。
95%の人達にはゴールもビジョンもない。常に今の自分がベースになっている。
ゴールとは、目標を達成した状態の到達点のこと。
ビジョンとは、ゴールを達成したときの自分の様子をリアルにイメージする力です。
これは会社で働く企業人でも、一般の社会人でも全く同じです。
○ ゴールがないと、やっていることが有効かどうかの基準が持てない
・ 成長し続ける5%のプロも、すべてのことを知っているわけではない
・ 同じ時間内で最も大事なことに、効果的に時間を費やしているのである
今は何が苦手(不足)?
卓球であれば、「サーブ、3球目?」、「レシーブ?」、 「F・Hのスマッシュ力?」
企業人であれば、「お客様へ提案する能力?」、「新規事業のリーダーになりたい?」
⇒ そのためには何が不足しているか・・・という、“気付き”が生まれる
そして気付いたことに優先順位をつけて、懸命に努力する。
・ ゴールがあり、さらにビジョンがあれば、見えてくる情報に優先順位をつけるだけで 良いのです(全てに手を出すことは出来ないのだから)
・ ゴールを達成したいという人と、同じ目線に入ることができれば、
今まで気が付かなかったことに気が付くようになる
・ ゴールを達成するまでの一時的な結果にこだわらない
あまり敏感にならないで、くよくよしない
・ 日々、ゴールを達成した自分になりきる
現実か、イメージか。 脳はリアルに感じる方を優先させて働くようになっている
・ 信じられないほど大きな夢を、当たり前に感じられる程イメージする方が
努力そのものよりも大事である
・ イメージが人の限界です。 人は「イメージ出来ない事はできない」のです
○ 理想の状態をイメージできるか?
例えば、大事な試合で、9-9から得意なサーブを出して3球目F・Hで強打して勝った。
その時の理想の動きを、スローでよいから出来るか?
インカレで優勝して、皆で感動して、お互いに讃え合っている姿。
その時、自分はどのような役割を演じているか?
・ 理想の状態がわかれば、その動きをした時の感覚を覚えることができる
・ 今まで気が付かなかった有効な方法に気が付くようになる
自分が描く理想の人物のように振舞っていると、たくさんのHOWが見えてくる。
だからHOW TOを考えるよりも、理想の人になることが重要なのである。
未来を経験できると、可能性が何十倍にもなる。
○ なぜ無理だと感じるゴールが必要なのか?
・ 今の自分には絶対無理…だとすれば違う視点に立つしかなくなる
・ 無謀なゴールが決まると、
壁が外れ情報が見えてくる。死角が外れて新しいものが見えてきます
・ 脳は今の自分にとって大事なものだけを見るようにしている
脳は現実とイメージの差がわからないから、違うものを見るには、
脳に大事なものは「今までと違う」と認識させなければならないのです。
児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督