児玉語録11月号「やれば出来る!限界を伸ばそう」
2019/11/07
2019.11.1
『 やれば出来る!
~限界を伸ばそう~ 』
人間、自分でやろうと考え、強い思いを持って決めたことであれば、
必ず出来るようになるものだと私は思っている。
そして、「出来るじゃないか」という言葉を大事にしています。
この言葉には2つの意味がある。
1つ目は「願晴れ、必ず出来るよ」という励まし。そして、
2つ目は「出来たじゃないか、すごい!!良かったな」というねぎらいです。
出来る前には励まし、出来た後にはねぎらう。
その組み合わせで、どんな人でも必ず成長していける。
考えても、行動しなければ結果はついてこない。
行動しても、継続しなければ結果はついてこない。
意思の弱い人は、考えるだけで、行動を起こしたり継続することが苦手だ。
そういう意思の弱い人の処方箋は、まず日常の“出来そうなこと”を考え、
それを行動に移す習慣をつけることを重視しよう。
挨拶でも、早起きでも、日記でも、何でも良い。
自分の周りでやれば出来ることなのに、やっていないことをやってみる。
そのことをまず行動してみることだ。そしてその一つ一つを習慣化していく。
そうすることで考えたら行動するという習慣がつき自信がついてくる。
「出来る」という小さな自信が、人生に大きな福をもたらすのです。
この小さな自信を積み重ねることで人生は良い方向に向かうことは間違いありません。
人生の方向を決めるのは、自分の考え方ひとつである。
まず考えることが出発点であることを理解しておこう。
小さな限界でも、その限界を超えたという自信は、人生を大きく変える力を持っている。
勝負の世界でも、仕事においても、成功の復習に頼ってばかりいると、ワンパターンに 陥り、変化に対応できないということもある。
いわゆる「成功の復讐」を受けてしまう。
そうならないためには、成功そのものではなく、
成功を創り出した「プロセス」を学んで「復習」をすれば
それは普遍的に使うことができるのです。
「過去の勝ちパターンを振り返って、新たなものに生かす」という成功体験を思い起こして、振り返って復習する事は勝ちパターンを確立する上で非常に重要なことです。
スポーツの世界は厳しい。結果が全てだから。
真剣に打ち込んでいる選手であるならわかるはずだ。
自分は全てを出し切った。今日のためにいろいろなものを我慢して願晴ってきた。
しかし上には上がいる。「見えてきた」と思った目標が、また霞んでくる。…
限界に挑めば挑むほど、冷徹に自分のポジションを思い知らされる。
そこで自分の限界を知る。
重要なのは“そこからどうするか”だ。
それは 「 限界を伸ばす・限界を広げる 」 ことです。
自分より上位の者が出てきて、その時自分に出来なかったものは何なのか?
それを徹底的に調べて次へつなげていく。
これが 「 限界を伸ばし、限界を広げる 」 ということです。
限界に挑み、限界を知り、限界を伸ばし、限界を広げる ことです。
自分の限界を、自分自身で決めてはいけない。
きっとまだ先に行けるはず。
人間の限界には限界がない。
児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督