児玉語録12月号「人として成功するためには」
2020/12/17
2020.12.1
『 人として成功するためには 』
【 努力 】
人より少しでもいいから「努力」する。
自分がいかにも頑張っているかのように振る舞うのは良くない。
私は「頑張る」という言葉が大嫌いで、熱意とか努力とかを使ってきましたが、
しかし日常どうしても「ガンバってよ」、「ガンバロウよ」という言葉を使うことが多いので、
『願晴る』という造語を作りました。
片意地を張って頑張るのではなく、力を抜いて、もう少しだけ努力する。
その積み重ねが成功への道へとつながっていくのです。
“願いを込めて晴れやかに努力しよう!!” 『願晴る』です。
【 人脈 】
人脈 も非常に大事です。
自分より優れた人、自分よりレベルの高い人、才能があると思う人たちと付き合っていくには、
誠実さと人懐っこさと、相手のことを思う心、きめ細やかさ、そして相手に飽きられないでその人のレベルについていけるよう、勉学にいそしむことが重要です。
人脈を持っていれば、それだけでいろいろな場面で自分が評価されます。
そして“成功するための人間的な能力”が高まってきます。
【 素質 】
生まれながらに備わっている「素質」。
その持ち味を生かすことが非常に大事です。
ないものねだりをするのではなく、自分自身を理解し、得意分野で勝負する。
【 辛抱・忍耐 】
ちょっとやそっとのことでは絶望しない「辛抱」する心。
少々鈍いんじゃないかと思えるくらいの「忍耐力」があれば、何をするにしても
物怖じするようなことはないと思う。
失敗することを恐れて挑戦することを諦めてしまうようなマイナス思考から抜け出そう。
【 情熱 】
私は常に情熱の重要さを強調しております。
「人として大切なものは、知識よりも 才能よりも 何よりも真剣味であり、純潔な情熱である」 とは、安岡正篤 師 の言葉です。
どういう人が、天から力を借りられるのか。
その第一条件は、その人が自分の職業に、
どれだけの情熱を注いでいるか…この1点に尽きると思う。
稲盛和夫さんは、
「誰にも負けない努力をする」 ということを自らの信条とし、人にも解いてきた。
「誰にも負けない努力」を氏はこう表現する。
「一点の曇りや邪心もない純粋な心を持って、燃えるような情熱を傾け、真摯に努力を 重ねていくこと」
「狂」がつくほどの努力 とも言っている。
誰にも負けない努力とは、言い換えれば “応援したくなるほどの努力” ということでしょう。
そういう努力をする者のみが、天の力を借りることができるのです。
【 運と感謝 】
チャンスをつかんだ「運」を素直な心で「おかげ様」という心で、
その「運」を少しの勇気と前向きな気持ちで2乗にも3乗にもしていく。
そして感謝の気持ちを忘れないこと。 感謝 ⇒感謝 ⇒感謝です。
素質も努力することも苦手、忍耐も人脈もないと嘆いている人もいるかもしれませんが、 でもゼロではないでしょう。
少しばかりの努力と、感謝さえ忘れないで、願いを込めて晴れやかに努力すれば、 徐々に徐々に『運』は開けてきて、人間的に成長できると私は信じております。
児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督