児玉語録2月号『ご縁と運に感謝』
2021/02/02
2021.2.1
『 ご縁と運に感謝 』
~ポジティブ思考で願晴ろう~
私の今年の書初めは 『ご縁と運に感謝』 と書きました。
その「書初めに込めた私の思い」は、
丑(牛)の年は黙々と目の前の自分の仕事をこなすことが
将来の成功につながる。
先を急がず一歩一歩 着実に物事を進めることが大切な年 と
言われています。
私は世の中で成功されている方々のお話を聞いたり、
お会いする機会に恵まれたりして、様々なことを教えて頂いてきました。
その成功者の方々にはいくつもの共通点があります。
中でも皆さんが必ず言うことは、「ご縁と運に恵まれた」 と語ります。
自分のことを誇示しない人間性がそう言わせていると思いますが、でもよく聞いてみると
本当に運が強く人脈が広いことがわかります。
大きな成功は 「強運と人脈を味方にすれば、多くの人が成功者になり得る」 と、
私自身を振り返っても確信を深めていきました。
「偉い人は違う。私には運も人脈もない」 と、後ろ向きの考えは捨てましょう。
自らの考えと行動で、運は運べるし勢いをつけることも可能です。
私も運がいい方だ とは思っていますがツキに見放される時も、少なからずあります。
そのような時は開き直って 「こういう時もあるよ」 と考えるようにしています。
そして、できれば強運の人に会うようにしてパワーをもらい、
運を分けて頂くようにしています。
ポジティブ思考で一歩踏み出す。
これが成功の近道になると私は信じています。
さて、ギリシャの哲学者 アリストテレスが唱えた 『三段論法』 という法則があり、
現代でも広く使われています。
人間には 『成功志向型』 と 『失敗思考型』 のタイプがあります。
『成功志向型』は自分のことを全て「肯定的」に考える。
つまり何事に対しても「自分ができる」と積極的に挑戦する。
彼の中には「前向きの三段論法」が出来上がっている。
「どんなに難しい目標にも、挑戦する人が成功する」⇒「私は何事にも挑戦する人間だ」
⇒「だから私は成功する」。
たとえ失敗することがあっても、「諦めないかぎりいつかは成功する」⇒「私は諦めない」
⇒「だから私は成功する」
こうして彼は何度も挑戦し、やがて成功する。
これに対して「失敗思考型」は否定的に考える。
「私にはできない」、「私にはその能力がない」 と決め込んで、挑戦から逃げてしまう。
彼の心に中には 『後ろ向きの三段論法』 が出来上がっている。
「能力がなければ失敗する」⇒「私には能力がない」⇒「だから私は失敗する」。
たとえ成功のチャンスが巡ってきても、彼は常に失敗することを考えて消極的になって、結局失敗する。
こうして考えてみると 『心の法則』 とは本当に恐ろしいと思う。
「君の能力は、君が思っている以上に優れているよ」
「君にはこんなにも優れた点がいくつもあるよ」
「何事にも勇気を持ってやれば、どんなことでもできるよ」 ・・・と、私は言いたい。
iPS細胞研究所の山中伸弥先生も、以前 対談させていただいた時に
「目の前にある仕事を大切にして一生懸命やることが大事。 そうしたら、次の展開が 必ず変わっていくものだ…と実感しています。
自分で自分をダメだと言ってしまったら、本当にそこで終わりです。
iPS細胞の研究道程においても、いろいろな困難が次から次へとたくさん出てきて、
本当にへこたれそうになりました。けれど絶対に乗り越えられると思って前に進んでいくと不思議と乗り越えていけたんです。」…と仰っていました。
指導者も仲間もお互いにポジティブ思考で励ましあい願晴っていきましょう!!
児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督