児玉語録7月号『好奇心(知りたがる病気)を持とう』
2021/07/25
2021.7.1
『 好奇心(知りたがる病気)を持とう 』
私は『好奇心』を持つということが非常に大事なことだと思っています。
物事を探求しようとする根源的な心、“知りたがる病気”です。
皆さんも子供の時は、成長していく道程で何でも知りたがっていたのではないでしょうか?
私は今でもこの病気にかかっています。
この好奇心(知りたがる病気)には、結構エネルギーが要ります。
しかしこの病にかかると、びっくりするぐらいいろいろな視点で物事を見るようになります。
そうすると日常生活も面白くなるし、仕事も自分の志した道も明るく楽しくなると思います。
想像力に溢れた、質の高い生活を送るにはどうすれば良いのか?
それには、まず明るく楽しんで生活することです。
毎日毎日を明るく楽しく過ごすことができれば、
クオリティの高い発想が生まれ、自分自身が高められていくのではないでしょうか。
人は歳を重ねると、新しいことを知ろうとせず、自分にとって楽な視点からものを
見るようになるものですが、私はそうならないように、
なるべく様々な視点でものを見ることが出来る人になっていきたいと思っています。
初めて聞いた言葉や考え方に出会った時は、すぐに調べてみます。
今はスマホという便利なものがあってほとんどの事は教えてもらえます。
知ることに貪欲である事は、私たちを質の高い生活へ導いてくれます。
「石の上にも三年」 という言葉がありますが、人には一心不乱に挑戦する時期は
必要でしょう。
特に若い頃は寝食も忘れるほど物事に没頭することもあってしかるべきだと思います。
しかし長い目で見ると、様々なことに目を向けて心を揺さぶらせることも大切でしょう。
最近若い人たちと話をしていると、「もう30歳だからおばさんよー」と
不思議なことを言う人が増えています。
確かにそういう人は若々しさのない疲れた顔をしています。
歳だけは若いけど、中身が老化しているのです。
面白みのないおじさんおばさんのように見えます。
これはマイナス発想が原因です。
30歳そこそこで10代20代の頃の自分の方が輝いていたと思っているからです。
実際は自分の心がけ次第で、今現在も40代50代になっても
素晴らしい生活ができると言うのに。
私は「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の持ち方を言う。」と、
人にも言っているし、自分にも常に言い聞かせています。
だからよく他人様から「兒玉さんはほんとに若いですね。化け物みたいですね(笑)」と 言われます。
そう言われて結構 嬉しがっている自分がいます。
私は本当に「自分が若い」と信じ込んでいるのです。
まだまだ学ぶべきものをいっぱい残していると思っています。
だから私は今でもジムで体を鍛えているし、好奇心旺盛で、
新しい仕事にも挑戦したいと思っています。
一つの見方、マイナス思考しか出来ない人は、そのままマイナスの人生を歩んで しまいます。
“知りたがり病”になってプラス発想のできる人との差は、ものすごく大きいです。
ぜひマイナス発想をやめ、プラス発想に転換を図って、自分の人生を幸せに導いて いきましょう。
児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督