大きくする 標準 小さくする

児玉語録

新たな気持ちで一歩を踏み出そう

2008/07/05

今年も早いもので、半年が過ぎた。
この半年間を振り返り、自分の立てた目標や計画に対してどうであったか、
計画通り充実したものであったか、それとも中々思う通りにはいかなかったか、
あらゆる角度から検討してみることが大事である。

そして思い通りにいった者は、「成功した時にこそ反省が大事である」

ということを思い起こす。
うまくいかなかった者は、その原因を徹底的に分析して、これからに活かす・・・

ということを実践して、新たな行動計画を立て実行すること。

これからの6ヶ月は、君達にとって重要な大会が目白押しで、

大事な半年間となる。進歩したいと思うなら、まず一歩を踏み出すことである。
過ぎた半年間を尊い経験として、前進への足掛かりとしよう。
新しい一歩を踏み出そう。

先般(4/24~4/27)、モンゴルで行われた、

第1回アジア大学卓球選手権大会では、金メダル3個、銀メダル3個、

銅メダル1個という立派な戦績を挙げてくれた。
日本代表の役員・選手の皆さんには、心から敬意を表したいと思う。
特に男子団体戦では、決勝で大激戦の末、中国を破り、見事優勝したことは、
大きな成果として賞賛に値する。

鈴木監督の卓球レポートのインタビュー(7月号)によれば、この好成績の理由は
抜群のチームワークの良さであった。特にキャプテンの水野は、

明るい性格を生かし、チームを盛り上げてくれた。・・・と語っている。
嬉しい言葉であった。
この結果を是非活かして、明るく前向きに高い目標に向かって努力して貰いたい。


どんなに努力しても、壁に突き当たることは当たり前のこと。
何もないことこそ、不思議なことなのだと、私は思っている。

人生そのものが、 筋書きのないドラマに例えられるように、

勝負の世界も全く同じ。自分のやっていることにつまずき、

悩んだり、辞めたくなったりすることは、何も特別なことではなく、

真面目に努力していく中で、必ず出会うことなのだと知っておくことも必要である

私もいろいろな場面で、
自分という人間をどこかで見つめている、もう一人の自分がいることを意識している。

「自分を見つめるもう一人の自分」を意識することで何かが見えてきたり、
新たなやる気へつながったりすると思う。
私自身、もう一人の自分との付き合いを、これからももっと大事にしていきたいと願っている。

人間とは、スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、
常に可能性を追い求めることが大切である。

成功するために、創造、改善する要素は無限にある。
そのように考えて工夫し、行動を起こすことである。

 

児玉圭司名誉総監督

昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督

(株)スヴェンソン 代表取締役会長

日本学生卓球連盟 名誉会長

明治大学駿台体育会 名誉会長

昭和31年
世界選手権シングルスベスト16
昭和40年
第28回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和48年
第32回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和50年
第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督