『「究極の成功方程式」に学ぼう』
2008/08/01
今月は、大学にとってはメインイベントであるインカレがあり、
いよいよ全世界の人々が注目している北京オリンピックが始まることで、
スポーツ界にとっては、最も重要な月である。
現在、年間の半数以上を国内外の舞台で活躍している、
和太鼓奏者の坂本雅幸(26才)さんは、
「最初のひと打ちで、坂本雅幸であると、音だけで分からせる奏者になること」
が目標だと言っている。
そして「基本は身体に覚えさせるものですから、ただ稽古を積んで行くしかない」
「自分の中で、新鮮さが失われたら、太鼓を打つ資格がなくなる気がします」
と言い切っている。
チャレンジ(挑戦)は、私の大好きな言葉のひとつなので、
これまでも何度も語ってきた。
しかし、この言葉は、毎日、繰り返し肝に銘じないと意味がない。
「何が何でもやり遂げよう」という強い気持ちを持って
「諦めずに行動していくこと」それが「挑戦する」こと。
「チャンスはそれを求める者のみに与えられる」という言葉は、
一生懸命に取り組んでいる者しか、それと気付かないのだから、
当然の結果である。過去は、いかなることも変えることはできないが、
未来は変えることができる。
常に夢と目標を持って、変えていきたいものです。
自分自身は「変わる努力」をしているという人も、
さらに「ギアチェンジ」をする必要がある。
日々の「やる気」のギアチェンジ。
日々の「改革発想」のギアチェンジ。
日々の「行動」のギアチェンジ。
今日の自分より明日の自分を好きになれるように。
また、アメリカのクリントン前大統領、故ダイアナ妃、アンドレ・アガシ
(テニスの元世界チャンピオン)など、
世界のVIPに絶大なる信頼を置かれており、
世界No.1のカリスマコーチとして活躍している、アンソニー・ロビンズは、
「究極の成功方程式」を次のようにシンプルにまとめているが、
それを私流に解りやすく、5つにまとめてみた。
①目標を持つ。 自分の望みを正確に決めて計画を作る。
②行動する。 結果を得るために、一番近道となる行動を取る。
③行動の結果が、目標に近づいているか、或いはうまくいっていないかを、
なるべく早く判断する。
④柔軟に対応する。 良い結果を得るために、
最善の方法を見つけるまで改善する。
⑤自分の発する言葉や、日常の良い習慣が、
どれ程良い結果を生み出すかを意識する。
常に私が主張していることと同じであるが、
突き詰めていけば、成功者はみな、これらのことを確実に実行している・・・
と彼は言っている。
「目標をもって行動すること」は、誰でも知っているが、
行動を実践している人は非常に少ない。
目標に近づいているのかどうかを、チェックすることも、柔軟に対処することも
スムーズに出来る人は案外少ないが、これは大切なポイントである。
アンソニーは、
「大切なのは、時々するようなことではなく、私たちがいつもしていること」
つまり、「習慣」が大事だと言う。
彼は、「毎朝、毎晩、元気が出る質問」をすることを推奨している。
毎朝毎晩、次の質問に、いくつかの答えを考えて、ポジティブな感情を
味わってみることがよい・・・と言っている。
「毎朝の元気が出る質問」
① いま人生で何が幸せか?
なぜそれが幸せで、どんな気分だろうか?
② いま人生で何がエキサイティングだろう?
それは私をどんな気分にさせるだろう?
③ いま私が誇りに思うことは何だろう?
なぜそれを誇りに思い、どんな気分だろうか?
④ いま感謝したいことは何だろう?
それは、私をどんな気分にさせるだろう?
⑤ いまいいちばん楽しんでいることは何だろう?
それは私をどんな気分にさせるだろう?
⑥ いま、いちばん大切なことは何だろう?
それは私をどんな気分にさせるだろう?
「毎晩の元気が出る質問」
① 今日、自分にも他人にも、何を与え、何に貢献しただろう?
② 今日、何を学び、その学んだことをどのようにして活かしただろうか?
③ 今日、自分で自分を褒めてあげるようなことをして、
充実した1日だっただろうか?
毎日、毎晩、こんな質問をして、
ポジティブにいろいろな答えを考える習慣を持つだけで、
素晴らしい毎日を過ごすことが出来るだろう。・・・・・・と言っている。
多少、私自身の考え方も入れてまとめてみたが、全く同感であり、
私自身が行なっている、
毎朝毎晩の習慣が間違っていなかったことが嬉しかった。
どんなときも、ギアチェンジを忘れず、
明るく前向きにこれからの人生を生きていこう。
参考文献 世界No1コーチが教える「一瞬で自分を変える法」
アンソニー・ロビンズ著
児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督