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児玉語録

児玉語録2月号 『“自分はできる!!”その思考習慣が「強運」を呼ぶ!』 を掲載

2012/02/10

 『“自分はできる!!”
その思考習慣が「強運」を呼ぶ!』

今年は辰年です。辰(龍)は十二支の中で唯一想像上の動物ですが、
神の使いとしてあがめられている。
風水でいうと辰は究極の幸運のシンボルであり、
成功運・出世運・愛情運を切り拓く強いパワーを持ち、
龍が天に昇るが如き勢いがあるといわれている。
どうであれ否定的に考えるよりは、前向きに捉えて
信じる者が勝ちだと思う。

干支(かんし)とは十干(じっかん)と十二支
(じゅうにし)のことをいう。
本年の干(かん)は壬(みずのえ)で十二支は辰(たつ)で
「壬辰(みずのえたつ)」の年です。
壬は、水の性が強い年。水は変幻自在ですから、
どんなかたちにも姿を変える。
だから我々は、自然体で流れに乗ることが大事です。
九星暦(きゅうせいれき)で言えば新しい年は2月4日
(立春)から始まる。出足の悪かった人は、
今年はこれからが出発だと思えばいいのです。

『強運の法則』の著者である西田文郎さんが、
運と脳の法則に気づいたきっかけは、1970年代、
旧ソ連や東欧諸国がオリンピックなどの大舞台で
メダリストを続出させ、これがメンタルトレーニングの
成果であるという研究発表を耳にしたことに始まる。
(兒玉語録 2002.8号に詳しく掲載されている)
以後、氏はこの能力開発法の研究に没頭。その結果、
大成功する人間は、無意識の脳が運やツキを呼び寄せている
という結論を導き出して、多くの大成功を目指す経営者や、
アスリートたちを、成功に導いている。

西田さんは、
「ビジネスマンが成功するのは、「ちょろいし、簡単だ」
しかし、スポーツマンは大変です」と言っています。
どういうことかといえば、たとえば、卓球や柔道で日本代表の
選手がオリンピックや世界選手権で、メダルを逃して4位になって
帰ってきたとします。すると、世界で4位でも月間目標も
達成できないようなビジネスマンに,
「精神面が甘いからだ。根性がないからだ」といわれてしまう
「世界」がスポーツマンの世界です。

ところが、ビジネスの世界ですと、「世界」が相手ではなく、
日本で千番目に優秀な人になったら、一代で企業の社長です。
一万番目に成功したら、「おらが町の出世頭」としてあがめられる。


実際に脳のことを調べていくと、ある程度の成功は誰でも
できるようになっているのです。
しかし、多くの人たちは脳の機能が良すぎて、
生まれてから今日の間までに、失敗経験がたくさん入りすぎて、
本当は可能性があるのに行動する前に過去の記憶データが「無理」
だと判断してしまうのです。

エジソンやアインシュタインはそれを「できる」と
考えたからできた。どんなに周りに反対されても馬鹿にされても、
99パーセントが諦めても、できると思い続ける人が、結局一芸に
秀でた人になるわけです。大成功者というのは、99パーセントの人が
無理だと思っていることに、
チャレンジしていくことができるひとです。

それは、「ツキの大原則」にもいえます。多くの方が、
ツキは偶然にくるものと思っているのですが、実は脳がツイてない
と思うと、ツキは来ないのです。苦しいことがあっても、それは自分を
スキルアップさせる材料になる、だからツイてると受け止めると、
感情脳の扁桃核が「不快」から「快」になり、ホルモンも変化し脳が
成長するのです。これを誰でも成功できる「成功法則」といいます。

成功者には2種類あると思います。
1つは、本田宗一郎さんみたいに、「将来こうなる」という
願望があって、それを突き詰めていく「願望型」タイプ。
先にイメージがありその夢に向かっていくタイプです。
もう1つは、松下幸之助さんのように、夢はないが、
今やらなければいけないことを一生懸命やっていたら成功
してしまったタイプ。 これは「現実型」と呼んでいます。

若い人たちは夢を持てるようなツイてる人との出会いが重要です。
そうすると、ツキの大原則が発生して、「僕もできる!」という
自己イメージができて、脳がそれを感じて実現するための大きな
エネルギーになっていく。

「石の上にも3年」という言葉がありますが、思考習慣を変えるには、
3年もいりません。
3ヶ月もあれば、誰でも自信のない人が優秀な人になります。

「ウラ目の法則」というのもあります。
それは、成功する人、物事を真剣にやった人に起こる現象です。
物事をいい加減にやっている人には、ウラ目は出ないのです。
何かをやろうと真剣にやると簡単には成功しない、必ずウラ目が出る。
成功者というのは、「ウラ目に真理がある」、それをひっくり返せば
必ず良くなると信じて、ウラ目が出てもあきらめないでコツコツ努力を
続けるのです。そのウラ目にこそ、真理と大きなヒントがあるわけです。
と西田文郎さんは語っています。

このように人は誰でも「イメージ力」という素晴らしい「力」を持っています。
そして、それは想像以上に強い力であることを知って活用し自分自身を成功人間に
育てていきましょう。

児玉圭司名誉総監督

昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督

(株)スヴェンソン 代表取締役会長

日本学生卓球連盟 名誉会長

明治大学駿台体育会 名誉会長

昭和31年
世界選手権シングルスベスト16
昭和40年
第28回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和48年
第32回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和50年
第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督