児玉語録5月号『自己啓発に取組みイメージ力を活用しよう』を掲載
2013/05/05
『自己啓発に取組みイメージ力を活用しよう』
いよいよ卓球のシーズンも始まりました。
先日行われた、世界卓球選手権パリ大会の壮行会では、
男女監督が中国に一矢報いて、必ずメダルは獲得してきます・・・
と心強い宣言をしました。
また、国内では関東大学リーグ戦を皮切りに各地でビッグ大会がスタートします。
良いプレーヤーは、自分の強みを自ら見出して、
それを毎日磨いていく習慣を大切にしています。
先月号で書いたように「自ら学び育つ」ということを意識して、
自分だけの能力を発見し、それを伸長させていくことは大きな喜びであり、
だからこそ苦しい努力も継続できるのです。
世の中には、物事を「こうだ」と決めつけてかかっている人が多い。
そういう固定的な考え方からは進歩は生まれてきません。
「これしかない」と考えてはいけないのです。
「経験の原理」も世の中が変われば、どんどん変わるし、
スポーツの世界でも、技術は日進月歩しているし、
体力強化の方法も進歩している。
人は何か困ったことが起きると、過去の成功体験を引っ張り出すが、
過去がどうだったかなど、未来を考えるときには関係がないのです。
最近、「自己啓発」に取組む人が増えているといわれていて、
書店に行けば、多くの自己啓発本が並べられている。
動機はどのようなものであったとしても、自分自身の成長を願って努力する、
その気持ちは大いに尊いことだと思う。
そういう人達が自己啓発するのは、現状に満足せず向上を目指すからで、
これは人間として、ごく当然な本来あるべき姿であるともいえます。
人は通常、自己の欲望のために生きています。
根底にあるものは、「人生を充実して生きたい」「もっと自分を高めたい」
という欲望を持っているからでしょう。
すべての人は、この世の中で成功するように運命づけられているもので、
もし、成功しないでいるとしたら、
それはその人が本当に心から求めていないからだと言われています。
アメリカの有名な成功者の一人で、成功哲学を説いた、
ナポレオン・ヒルは、成功のための第一の原理は、
「成功することを強く求めよ」と説いている。
人間とは願いに生きる存在です。
そして、いろいろな希望を持って生きています。
自分が今、生きている人生は、自分が選んだ人生であることを
強く認識しておかなくてはいけない。
決して、他人によって作られた人生ではないのです。
そして、人間は誰もが幸福になる義務を背負っている。
しかし、通常、人は迷いの中で、自分が自分の運命を作っているとは思わずに
生きている人が多い。
まずは、成功への願いと強い決心がなくてはならないのです。
○ 私は何をやってもうまくいかない。
○ どうも人より能力が劣っているようだ。
○ 運が悪く、いくら願晴ってもダメだ。
○ 私は、身体的に欠点があり、ハンデがある、これではムリだ。
○ 私には根気がない、だから何をやっても続かない、だからムリだ。
まだまだ、いろいろ書き出せる人が多いと思う。
しかし、これら全ては、実はその人の思い込みの強いものばかりで、
厳しい言い方をすれば、努力しない自分に対しての言い訳とも言える。
自分の人生に満足をし、成功していると感じている人に共通していることは、
これらの間違った思い込みを振り払って、
本当に自分がなりたい姿を明確にして、ひたすら前進しています。
「こうしなければならない」というような義務感や、
他人から押し付けられて、やらされるのではなく、
自ら「こうしたい」と強く思ったことは、必ず実現する、
「やればできる」と私は信じています。
どのくらい強固にイメージできているかで、願いが叶う度合いが決まります。
願いが既に叶った状態を強くイメージし、繰り返し願っていると、
そのイメージは無意識(潜在意識)に刻み付けられて、
自分の発する言葉や、行動や、心の有りようまでも、
無意識に変化していきます。
そして、いつか必ず現実が変わり、
「願いが叶えられた」ということになるのです。
このイメージ力を信じて、明るく前向きにプラス思考で前進していきましょう
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児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督