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児玉語録

児玉語録1月号『情熱は喜び』を掲載

2014/01/03


『情熱は喜び』
(今年の書き初め)

明けましておめでとうございます。

2014年 新たな希望に燃え、情熱を持って、明るく、前向きにスタートしましょう。

今年の干支は十二支の真ん中の「午年」です。
馬は『物事が“馬”くいく』、『幸運が駆け込んでくる』 などといわれ
人との付き合いも、古く人の役に立ち、
人も馬を大事にしてきた縁起のいい動物です。

今年の「書初め」は 『情熱は喜び』 としました。
人生今日が始まり、情熱を持って喜びを感じつつ、夢に向かって挑戦しよう。

強い情熱と信念を持って事にあたれば必ずフォローの風が吹きます。

私は朝起きると約20分瞑想をします。
朝は、希望とやり甲斐をもって仕事をはじめ、
夜は、その日の出来事を振り返り、感謝をもって静かに手を合わせます。

人は誰でも自身では気づかない素晴らしいものを心の中に持っているものです。
何事も堂々と、自信を持ってやることが大事です。

生きる限り成長することが人間としての義務です。

「情熱」は、年齢に関係なく、燃える心の力です。
「情熱」は、喜びであり、希望に燃えることが出来れば、人は疲れません。

困難は、そのときには辛いが、この経験を上手く活用出来れば、
将来の大きな成長への「チャンス」です。
成長するためには、苦難が喜びであると思えるようになることです。

人の短所しか見えない人は、成長が止まった人です。
自ら燃える人は、人をも燃やす力があります。
思い切って周囲に情熱を与えられる人になりましょう。

「情熱」とは、物事を成し遂げるときには、最も大事な要素です。
何事にも、希望と喜びをもって、全力を尽くしてぶつかることです。
そして、行動に移すことです。

実行とは、覚悟を決め、肝を据えて、目標に向かって進むことです。
いくら良いことを考えて言葉にしても、実行出来なければ何にもなりません。
「情熱」を持ってことにあたり、実行することにより、
人間は成長し、真の喜びを味わうことが出来るのです。

成功とは、その人の目標が達成できたことを意味します。
もちろん、人によって目標が違いますから、
成功の内容も100人いれば100通りあるわけです。

「無欲の大欲」という言葉があります。
「無欲」とは、欲がないのではなく、「欲を超えている」という意味です。
自分のやるべきことを着実に積み重ねていけば、
大きな成果が得られるという意味です。

人は生来、易きに流されやすいものです。
何事もしぶしぶやっている限り、身に入らないし、もちろん成果も上りません。
どうせやるのであれば、受け身ではなく、自ら進んでやろう。
自分のために努力していけば、だんだんやる気が高まってくるし、
創意工夫も沸いてきて楽しくなってくることは間違いありません。

「ここはすごい上り坂だ」と見上げる先で、
「ここはすごい下り坂だ」と見下ろす人がいる。
私たちは、自分の立つ位置によって、物事の見方が変わります。

誰でも疲れることもあり、思い悩むこともある。
しかし、だからといって暗く沈んだ顔をしていてはいけない。

常に笑顔を忘れないようにして、笑顔で接すれば、相手も笑顔になり、
その笑顔で自分もまた元気になってくる。
そうすればその場の空気も和み、
ドーパミンが溢れ出てきてエネルギーとなり、チーム全体が活性化されてきます。

目標をしっかりと意識し、ひとつ、ひとつ確実に、
自分の成すべきことを果たしていくことがとても大切なことなのです。

成功はあくまで自分の中にあるものです。

苦しいことでも、喜んで受け入れる余裕を持って、
この一年、情熱を持って笑顔を絶やさず、前向きに努力していきましょう。

児玉圭司名誉総監督

昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督

(株)スヴェンソン 代表取締役会長

日本学生卓球連盟 名誉会長

明治大学駿台体育会 名誉会長

昭和31年
世界選手権シングルスベスト16
昭和40年
第28回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和48年
第32回世界卓球選手権 日本代表監督
昭和50年
第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督