児玉語録5月号『脳の働きを知り、直感やひらめきを高めよう』を掲載
2016/05/01
『脳の働きを知り、直感やひらめきを高めよう』
私たちの脳は、目標や夢が定まるとそれに向って、自動的に働き出すという、
すばらしい力が備わっている。
この力を有効に働かせるためには、
以上のようなことが決まっていることが大事です。
「原因と結果の法則」というのがあります。
「結果は、原因から生まれるものであり、原因が結果を生じさせる」という意味の法則です。
目標を達成させたいと考えたときの原因は、その動機に当ります。
何故、その目標を立てたのか、立てようと思ったのか、
その動機をしっかりさせ、そこに強い意識を持つことで、
モチベーションを維持させ、行動力の源につなげることです。
また、目標や夢に向かって、創造的な人生を歩むためには、優れた発想力も大切です。
発想力を磨くには、メモ帳やノートを持ち歩くようにして、
見たり、聞いたり、「ハッ」と思ったことなどを、
どんどん書き留めておく習慣をつける事も大切です。
ふとスマホを見たらその瞬間にメールが届いた。
友人のことを久しぶりに思い浮かべていると、その友人から電話がかかってきた。
あるいは、その友人が現れた。などといった経験をしたことは誰でもあると思います。
理屈や、論理的な説明ができない直感や、ひらめき、インスピレーションは、
「右脳」の働きです。
そして、直観力が高まってくると、不思議なことが多くなります。
思いがけない幸運に巡り合ったり、ビジネスでチャンスを得たり、
すばらしい出会いに恵まれたり、絶妙なタイミングで、いろいろなことが起こります。
直感とは、右脳の「思考モード」なんです。
私達の意識には、無意識と呼ばれる領域がありますが、
右脳は、そのような無意識領域とつながっている脳です。
直感やインスピレーションは、無意識領域から上がってくるさまざまな情報を、
右脳がキャッチして現れる現象です。
直感、ひらめきを得るために、大切なことがあります。
それは、新しい考え方や思いを受け入れる姿勢が大事です。
新しい情報を得ることに対して積極的か、それとも消極的かによって人生が変わってきます。
情報の情という字は「心を青く」と書く。報という字は「幸せを及ぼす」と書く。
青く澄んだ心で、幸せを及ぼしていきましょう。
情報には、心の習慣を変え、思考パターンをも変える力があります。
古い習慣にとらわれ過ぎず、素直な心で受け入れることです。
新しい心の習慣を作るには、新しい情報を繰り返し取り入れることも大切です。
繰り返しを意識することによって、新たな情報は潜在意識に刷り込まれ、
新たな行動パターンを作り出します。
新しい習慣や、思考パターンを潜在意識が受け入れるまで、繰り返すことが重要です。
人は、新しい考えや、行動に対して、まず初めに抵抗を感じるものです。
頭では納得ができても、なかなか習慣を変えられないのも事実でしょう。
過去に経験した嫌な思いや、良くない習慣を消そうと、頭でいくら考えても、
疲れてしまうばかりかもしれない。
そのようなとき、無理に変えようとしなくてもいいのです。
その代わり、新しい考え方に基づいた、新しい習慣を作って、
プラスの言葉をニッコリと笑顔で言う習慣を作れれば最高です。
『3週間続ければ一生が変わる』(海竜社)の著者ロビン・シャーマは、前向きな心構えについて、
「人間が持っている最高の資質は、困難な状況をもっと賢明で前向きな方法で再構成し、
解釈しなおす能力です。 どんな問題を処理するにせよ、
自分がおかれている状況の責任は、自分にあることを認める勇気を持ち、
私たちには、その逆境を有利な立場に変える能力もあることを理解して、
人生最大の逆境は、つねに人生最大の幸福を示してくれるのです」と述べています。
ポジティブに生きるための新しい習慣には、周囲の人に笑顔で接する習慣、
落ち込んだときにすぐ気分転換をする習慣、波動の良い人と付き合う習慣などがあり、
このような良い習慣を身につけることだけに集中することで、
気がつくと自分のマイナス面が消えている、
或いは、まったく気にならなくなっているということが起こります。
どんなことでも、柔軟に受け入れることのできる心の働きを大切にしよう。
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児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督