児玉語録4月号『新しい年度 決意と覚悟を持ってスタートしよう!』
2017/04/01
『新しい年度 決意と覚悟を持ってスタートしよう!』
今月から、新しくやり甲斐のある2017年度がスタートした。
主力として活躍した4年生も無事卒業し、
と同時に、期待の持てる初々しい元気な新人を迎え、楽しみな1年になるであろう。
人生には決意と覚悟というものが必要です。
例えば年の初め、年度の初め、20歳の誕生日を迎えたとき、
ビジネスマンであれば社会人になったとき、結婚するとき、役職に付いたときなど、
人生の節目に自分自身に問いかけて新たな気持ちでスタートする。
そういう節目、節目に心機一転して意識を変える。
こういうクセをつけると自分の人生は必ず良い方向に向っていくものです。
私は、キッカケを捉え、夢に向かって新しい出発をするのは大好きです。
成功できる人と成功できない人の「決定的な差」は、どこにあるのか・・・
それは、「逆境にあって動じない力」 「失敗を“勝ちグセ”に変える力」が、
あるか否かにかかっている。
私自身、これまで選手時代、監督時代、或いは企業を経営していく上で、
たくさんの失敗を経験してきました。
それでも、そういう失敗の中から多くのことを学び、「なにくそ!!」と思ったり、
その負けを冷静に分析したりして、
“絶対に諦めない執念”とか、“努力は才能に優る”とか、“思いは叶う”等々を学んできました。
その失敗こそが「勝負強さ」を鍛え、成功への扉を開く大きな要素である・・・と確信しています。
卓球というスポーツは極度の集中力が要求される。
しかもその集中力を長時間にわたって維持しなくてはならない。
その間に一瞬のエア・ポケットがあればそれで全ては終わりである。
だから、瞬時にリラックスをして、また集中するということが大事なのである。
そして、絶対諦めない執念で集中し、新たな気持ちで相手に立ち向かう、
そこから奇跡的な勝利に結びつくことが生まれてくるのである。
「人事を尽くして天命を待つ」という諺がある。
訓練に励む、技術を練磨する、体力の限界に挑む、相手を分析して戦法を練るなど、
平素猛訓練を重ねるのは「人事を尽くす」ことである。
こうして身につけた実力が、試合に臨んで遺憾なく発揮されるためには、
その上に強靭な集中力と、精神力が要求される。
このことは、卓球選手であれば誰でも痛感することである。
では、その集中力、精神力の強化は、どうすれば出来るのか。
精神の集中を妨げる要素は、人によって違いがあり、一概には言えないが、
油断や慢心もあり、逆に萎縮したり諦めたり、
場合によっては、勝ちたいという思いや、責任感そのものさえも、
集中力を妨げるものになるのである。
世界のトップ・プレーヤーたちは「最大の敵は自分である」と口を揃えて言う。
自分自身を制してこそ、対戦相手に立ち向かうことができる。
こだわりを捨て、自分のベストを尽くすことに専念できた時ほど結果がいいのはそのためだ。
- 君が思うよりも可能性がある 視野を広げるだけで手に入れられる
- 君が思うよりもまわりは見ている どんなときでも手を抜かないこと
- 君が思うよりも限界は先にある 自分で決めつけるな、人の能力は無限である
- 君が思うよりも助けてくれる人がいる 心を開いて相談してみよう
- 君が思うよりも笑顔は素晴らしい 君が笑うだけで相手も周囲も笑ってくれる
- 君が思うよりもすごい人はそばにいる まわりの人を知ろうとしよう
- 君が思うよりも今は幸せ 日々、当たり前のことに感謝しよう
- 君が思うよりも失敗は悪くない その後失敗をどう活かすかが大切
- 君が思うよりもすぐに結果はでない 焦らずに耐えなければならない
- 君が思うよりも運は大切 引き寄せるには努力しかない
- 君が思うよりもチャンスはある 逃がさないように準備しておこう
- 君が思うよりも世界は広い 知らないことがたくさんあるから飛び込もう
- 君が思うよりもやり直せる 諦めなければ何度でも挑戦できる
- 君が思うよりも人生は楽しい 辛いこともあるけどもっと楽しいこともある
- 君が思うよりもあっという間に時は過ぎる 本当にやりたいことを見つけて取り組もう
田口久人著『20代からの自分を強くする あかさたなはまやらわ の法則』から抜粋
児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督