児玉語録10月号『心の活性化を図ろう』を掲載
2018/10/05
『心の活性化を図ろう』
(生きた目標・肯定脳)
秋季リーグ戦優勝おめでとう。
インカレで悔しい思いをした専大との決勝、内容的には負けてもおかしくない闘いとなったが、激戦の末全勝優勝をすることが出来た。
監督、コーチ、選手、部員一同が一体感を持って、それぞれが自分の持ち場に責任を持ち、
自分の役割をしっかり果たしたことで、全員の思いが原動力となって、粘り強い執念、 思い切りの良さ、強い思いなどが出場した選手の心を揺さぶった結果の勝利だった。
組織(チーム)の活動を活発にするとか、沈滞していた機能を活発に動くようにすることを“活性化”するといいますが、その「活性化した組織は活性化した人がつくる」といわれている。
チームは所詮、人がつくり、人が動かし、人が育てるものだから、そのチームの人達の心が活性化した状態にあれば、結果としてチームそのものも活性化する、ということになる。
では、自分の心の活性化を図るためには、何をしたらよいのか。
それは「生きた目標」つまり「役に立つ目標」であり、「効果的な目標」を持つことです。
「成功とは自分にとって意義のある目標を設定して、段階を追って達成することである」 という言葉がある。この言葉は成功するためには非常に大切な言葉だと思う。
「生きた目標」を設定するためには、次の三つが必要である。
・ 一つ目が「時間」。いつまでに達成、という設定がなければ、目標とはいえない。
「そのうち」と考えている間は単なる「願望」に過ぎない。
「願望」に「時間設定」を決めることによって「目標」が生まれるのです。
・ 二つ目が「行動」。
どんなに立派な目標を立てたところで、それを遂行・達成するための計画を立て、 そして行動に移さなければ意味がない。
・ 三つ目が「評価」。目標に対する進捗状況をしっかりチェックして、
場合よっては計画を変更したりすることも必要です。
個人的な人生設計の面でも、組織(チーム)に関することでも
このように長期と短期の「生きた目標」を追求している限り、心は活性化しているのです。
もう一つ、心 を活性化するためには、脳を活性化し考える力を高める“肯定脳”がある。人間は、自分の将来について、
「肯定的な錯覚をしている人」、「否定的な錯覚をしている人」に二分されます。
いろいろな分野で成功している人は、ほぼ例外なく肯定的な錯覚をしています。
常識的に考えれば無理だと思うようなことも、「俺ならできる」と思い込んで、 本当に実現してしまう。
「失敗を失敗と思わない」、こういう人には 責任転嫁 という発想はありません。
頭をよくするためにいかに 心 が大切か。心の持ち方、働かせ方しだいで
私たちの考える力は大きく伸長もすれば、減退してしまうことにもなるのです。
たとえば、感動して人の話を聞く。
これだけでも話の内容の理解度や把握力はずいぶん違ってきます。
記憶力もよくなり、そこから新しい独創的な考えも生まれてきやすくなる。
感動は脳にとって大きな活性要因となるのです。ですから、すぐに感動する、
何でも感動できるというのは、実はそれだけですごい才能といえます。
また、肯定思考も脳活性のために非常に重要な要素です。
「素直」、「明るい」、「前向き」、こういった性格や姿勢は、
みんな脳の働きや考える力を高めて、能力を伸ばす強い引き金となります。
ポジティブ・シンキングの大切さは脳科学的にも十分に根拠のある要素なのです。
脳の考える力はドーパミンによって活性される性質をもっており、
性格の明るい前向き思考の人はドーパミンが出やすく、脳が活性しやすくなって、
思考力や知能が向上するのです。
否定脳が能力を殺ぐのなら、“肯定脳”は能力を伸ばすということです。
明るく楽しく前向きに心を使うと“肯定脳”がつくり出されて、学ぶ、思う、考える力が伸びる。
こうした心や態度、即ち性格を明るくして常に前向きの思考をする。
やる気をもって行動する。・ ・ ・ことが何よりも大切だということです。
(生きた目標・肯定脳)
秋季リーグ戦優勝おめでとう。
インカレで悔しい思いをした専大との決勝、内容的には負けてもおかしくない闘いとなったが、激戦の末全勝優勝をすることが出来た。
監督、コーチ、選手、部員一同が一体感を持って、それぞれが自分の持ち場に責任を持ち、
自分の役割をしっかり果たしたことで、全員の思いが原動力となって、粘り強い執念、 思い切りの良さ、強い思いなどが出場した選手の心を揺さぶった結果の勝利だった。
組織(チーム)の活動を活発にするとか、沈滞していた機能を活発に動くようにすることを“活性化”するといいますが、その「活性化した組織は活性化した人がつくる」といわれている。
チームは所詮、人がつくり、人が動かし、人が育てるものだから、そのチームの人達の心が活性化した状態にあれば、結果としてチームそのものも活性化する、ということになる。
では、自分の心の活性化を図るためには、何をしたらよいのか。
それは「生きた目標」つまり「役に立つ目標」であり、「効果的な目標」を持つことです。
「成功とは自分にとって意義のある目標を設定して、段階を追って達成することである」 という言葉がある。この言葉は成功するためには非常に大切な言葉だと思う。
「生きた目標」を設定するためには、次の三つが必要である。
・ 一つ目が「時間」。いつまでに達成、という設定がなければ、目標とはいえない。
「そのうち」と考えている間は単なる「願望」に過ぎない。
「願望」に「時間設定」を決めることによって「目標」が生まれるのです。
・ 二つ目が「行動」。
どんなに立派な目標を立てたところで、それを遂行・達成するための計画を立て、 そして行動に移さなければ意味がない。
・ 三つ目が「評価」。目標に対する進捗状況をしっかりチェックして、
場合よっては計画を変更したりすることも必要です。
個人的な人生設計の面でも、組織(チーム)に関することでも
このように長期と短期の「生きた目標」を追求している限り、心は活性化しているのです。
もう一つ、心 を活性化するためには、脳を活性化し考える力を高める“肯定脳”がある。人間は、自分の将来について、
「肯定的な錯覚をしている人」、「否定的な錯覚をしている人」に二分されます。
いろいろな分野で成功している人は、ほぼ例外なく肯定的な錯覚をしています。
常識的に考えれば無理だと思うようなことも、「俺ならできる」と思い込んで、 本当に実現してしまう。
「失敗を失敗と思わない」、こういう人には 責任転嫁 という発想はありません。
頭をよくするためにいかに 心 が大切か。心の持ち方、働かせ方しだいで
私たちの考える力は大きく伸長もすれば、減退してしまうことにもなるのです。
たとえば、感動して人の話を聞く。
これだけでも話の内容の理解度や把握力はずいぶん違ってきます。
記憶力もよくなり、そこから新しい独創的な考えも生まれてきやすくなる。
感動は脳にとって大きな活性要因となるのです。ですから、すぐに感動する、
何でも感動できるというのは、実はそれだけですごい才能といえます。
また、肯定思考も脳活性のために非常に重要な要素です。
「素直」、「明るい」、「前向き」、こういった性格や姿勢は、
みんな脳の働きや考える力を高めて、能力を伸ばす強い引き金となります。
ポジティブ・シンキングの大切さは脳科学的にも十分に根拠のある要素なのです。
脳の考える力はドーパミンによって活性される性質をもっており、
性格の明るい前向き思考の人はドーパミンが出やすく、脳が活性しやすくなって、
思考力や知能が向上するのです。
否定脳が能力を殺ぐのなら、“肯定脳”は能力を伸ばすということです。
明るく楽しく前向きに心を使うと“肯定脳”がつくり出されて、学ぶ、思う、考える力が伸びる。
- 何ごとも気持ちを込めて行う。
- 何に対しても楽しむ気持ちをもつ。
- 感動と悔しい気持ちを大切にする。
- 決断と実行を早くする。
こうした心や態度、即ち性格を明るくして常に前向きの思考をする。
やる気をもって行動する。・ ・ ・ことが何よりも大切だということです。
児玉圭司名誉総監督
昭和35年~45年
明治大学体育会卓球部監督
昭和45年~令和2年
明治大学体育会卓球部総監督
令和3年~現在
明治大学体育会卓球部名誉総監督
(株)スヴェンソン 代表取締役会長
日本学生卓球連盟 名誉会長
明治大学駿台体育会 名誉会長
- 昭和31年
- 世界選手権シングルスベスト16
- 昭和40年
- 第28回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和48年
- 第32回世界卓球選手権 日本代表監督
- 昭和50年
- 第33回世界卓球選手権 日本代表総監督兼監督